2007年5月27日(日) RGV 整備 壊れたエンジンをばらしてみた
- ☆結論から。
- 今年3月22日にFSWでブローしたエンジンを分解してみました。まあとりあえず写真を見てください。
↑こんなのが中から出てきました。
- ☆今後は
- やれやれ、また腰上O/Hかよ。。。などと気楽に考えていましたが、こうなってしまってはこのクランクも使えそうにありません。
ということで、N山さんトコの倉庫からの掘り出し物のEgに、丸ごと載せ替えます。
>N山さん、もりくん
ありがたく使わせていただきます!
- ☆脳内鉄道航空事故調査委員会(ネタですよ。念の為)
- ◎破片の正体
- 事故直後の軽点検(FSWピットでチャンバーを外してみた)で確認された、銅のような金属片は、大端BRGの破片と思われる。ピストンおよびシリンダーには、破片の多さに見合うだけの欠損は認められなかった。
- ◎破損の主原因
- 前回の焼き付き後、再利用したシリンダーと思われる。
- ・ピストン頭部には、異常燃焼を示す溶解跡が認められなかった。
- ・シリンダー壁にメッキはく離と思われる痕跡が認められた。
- ◎破損の進行
- 事故後思い出した脳内ボイスレコーダーによると、破損時、
「ミ゛ィィィィィン、ガラガラガラ、ガキッ!」との異音が確認できる。
- ・「ミ゛ィィィィィン」で、ピストンとシリンダーが焼き付き。
- ・「ガラガラガラ」で、コンロッドの大端部破損。
- ・「ガキッ!」で、暴れたコンロッドがクランクとクランクケースの間に挟まり、Egロック。
- のように破損が進行したと推定できる。
- ◎事故から得られた教訓
- ・焼き付いたシリンダーの再利用は、FSWのような全開率の高いコースでは不可。
- →ALTのような全開率の低いコースでも、当面は再利用シリンダーを使用しない。
- ・焼き付いたと感じたら、すぐにクラッチを切る。
- →「ミ゛ィィィィィィン」の時点でクラッチを切れば、破損が腰上だけで済んだ可能性がある。
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