2007年5月20日(日) NSR FSWカートコースLL220耐久レース
お待ちかねのお楽しみレース、ラブラブ220耐久レースです。
 
天気 晴れ時々曇り
気温 意外と暑くはない
湿度


エントリー体制
チーム名 オレンジレーシングサービスQ
ゼッケンNo.
ライダー yellowracing(TNB)さん、転倒23


予選結果
FASTEST 32.133 at 5lap ⇒5番グリッド/出走26台
LAPS 8laps(yellowracingさんの2周含む)
転倒 1回 at 7lap


決勝結果
クラス順位 9位/出走12台
総合順位 17位/出走26台
LAPS 188laps
TIME 2:16'36.856"
FASTEST 32.315 at 106lap
転倒 4回(yellowracingさんの1回含む)


タイヤチョイス
フロント BS BT601ss YCX 1.4kPa
リア BS BT601ss YCY 1.6kPa


<ORS 9号車のレース運び>
われわれオレンジレーシングサービスQ(以下ORSQ)のレース運びを、時系列で振り返ります。
☆練習走行
今回、ORSでエントリーした6人のライダーのうち、自分以外はFSWカートコース(以下FWSK)を走った事がない状態でした。そのため、レース開始時間より早めに現地入りし、練習走行を行うことにしました。
まずはタイヤの皮むきで、自分が走ります。
いきなり下記の不安要素が出てきました。
・リアタイヤが滑る→やっぱハードコンパウンドじゃないとダメ?
・カッツンブレーキ→ラジポンこんなにカッツンだったっけ?
・・・ともあれタイヤの皮むきが終わったのでyellowracingさんにマシンを渡し、練習走行をしてもらいます。。。
yellowracingさん、じつはFSWKどころかミニバイクもほとんど走ったことが無いそうで、どんなもんかと思っていましたが、、、激攻め。始めはさすがにピヨピヨ感が見て取れましたが、見る見るうちにバンク角が深く、切り返しの動きもシャープになってきました。さすがN山さんにザル(略)。
ただ、カッツンブレーキにはyellowracingさんも苦戦しているようで、1コーナー進入で何度かリアタイヤをリフトさせていました。この辺が決勝でどう影響してくるか。。。
☆予選
BSGP主催のレースにはめずらしく、マトモなタイムアタック方式です。予選時間は15分。ORSQは、自分が早いうちにタイムを出して、後はyellowracingさんの練習走行に当てるという作戦です。
ということでコースイン。しまった、練習走行の走行券、アッパーカウルに貼ったままだ。。。
4周目で前方にアタックできるスペースが出来たので、5周目でアタックします。よしよし、いい感じでまとまったぞ。
次のチャンスは7周目。6周目でペースの遅いマシンをパスし、7周目で再度アタックできそうな状況が出来ました。が、うオーッ、ポールだッ!!と1コーナーに激しくつっこんだところで、フロントからスリップダウン。通称「にぎりゴケ」。。。
マシンに大きなダメージはなかったので、yellowracingさんに交代します。→その後2周ぐらいしか出来なかったようで、申しわけなかったっす。。。
☆決勝
 ◎スタート
スタートはルマン式。「マシンオーナーがスタートライダー」というORSの慣例に従い、自分がスタートライダーです。グリッドを確認し忘れていたので、スタッフのおねいさんに呼んでもらうのを待ちます。
「ゼッケン9番、5番グリッドにマシンを並べてくださーい」
へ?5番グリッド?マヂで??
グリッドが良すぎて、かなりドキドキしてきました。緊張を押さえ込みながら、フラッグが振られるのを待ちます。「おいおい、スタートはチェッカーフラッグじゃなくて国旗を振るのが普通だろ―――」などと考えているあいだに30秒前。
10秒前のアナウンスが最後だったと思いますが、チェッカーフラッグが振られてスタート―――ッ!
順位を一つ(たぶん)落として、6番手で(たぶん)オープニングラップを終えます。自分はわりと、緊張を抑えるのは得意なほうなので、数周はなんとかペースを抑え、冷静に走ることを心がけます。が、やっぱりいつもとは精神的に違っていたことは間違いなかったようで、、、
 ◎4周目、目の前でコケたマシンに追突
3コーナー立ち上がったらいきなり視界に飛び込んできたのが、立ち上がりでスリップダウンしたNSR。成す術もなくつっこみました。いや、ジャックナイフで飛び越えたのかな。とにかく派手に転倒してしまいました。そこから、抑えていたものがドバッと噴出したように、軽いパニック状態になり、再スタートに2分もかかってしまいました。タイムマシンがあったら、あのときの自分に「キルスイッチOFFだよ」と教えてあげたいです。。。
なんとか再スタートし、走行にはあまり支障がないようだったので、打合せどおり20分間の走行時間を走ることにしました。
 ◎32周目、ライダー交代。転倒23→yellowracingさん
転倒後は何事も無く走れましたが、20分永い!!残り10分ぐらいから、ホームストレートに帰ってくるたびピットの様子をうかがってましたから!
で、交代したyellowracingさん、の走りは見ずに、写真ばっか撮ってました。
yellowracingさん苦戦中
↑撮影:転倒23 最終コーナーで苦戦しているyellowracingさん
なんだろ、バックマーカーの処理でミスって、パワーバンドを外してしまったときが一番苦しそうに見えました。2スト50ccは、中〜低回転のトルクなんて皆無ですからね〜
N山さん激攻め中
↑撮影:転倒23 最終コーナーで激攻めしている(もしかしたら追われている)N山さん
まあ、完全に予想通りでしたが、スタート前の弱気発言とは裏腹に、N山さんもyellowracingさんも、かなり熱くなってました。
10号車
↑撮影:転倒23 最終コーナーで頑張っている○田くん
レース前の怪我で出走できなくなった倒立750が、代理で送り込んできたのがこのチームです。
彼曰く、「田んぼトリオ」。
メンバーは、第1ライダー:○田くん、第2ライダー:○田くん、監督兼ヘルパー:○田くん。
全員が○田―――(笑)。
ちょっと準備等がたどたどしかったですが、それなりに楽しんでいたようで、倒立750は後輩にいいことしてあげたなーと思いました。
 ◎63周目、ライダー交代。yellowracingさん→転倒23
yellowracingさんの1スティント目はつつがなく終了しました。
が、yellowracingさんも自分と同じく、けっこう疲れてたみたいで、「やっぱ20分は永いよ」「ですよね!」という話に当然なりました。
ということで、2スティント目からは15分で交代にする旨打ち合わせてコースに復帰します。。。
 ◎72周目、また前でコケたマシンに追突
またです。場所はダンロップコーナー(コース後半の、高速右コーナーの後のきつい右)立ち上がり。
状況は1スティント目と全く同じで、「あっ」と思ったらもう目の前にバイクが転がっていて、それに突っ込んだ感じです。
ただ、今回違ったのは、意地でクラッチを切って、エンジンを止めなかったことです。そのため、タイムロスは最小限で済みました。その後走ってみても、マシンは問題ないレベルだったので、継続して走ります。が、、、
 ◎77周目、赤旗中断
先ほど自分がつっこんだマシンのライダーが、自力で退避できない様子だったので、赤旗中断となりました。クラッシュから中断まで3分ほどかかったわけで、BSGPってゆるい感じなのはいいんですが、もう少し安全については考えたほうがいいと思います。
で、ピットインしたORSQなんですが、ピットでだべってただけかよ!と、あとでよく考えたらそう思いました。さっきクラッシュしたマシンをちゃんとチェックしないとダメでしょ!!再開のためのマシン整列に持っていくとき、FRタイヤとカウルが干渉しているのに気付き、あわててカウルステーをまげて対処です。。。
 ◎78周目、1周のフォーメーションラップの後、再スタート
ステーをひん曲げた効果があって、なんとかマシンは大丈夫そうです。なんとかそのまま2スティント目終了。
 ◎85周目、ライダー交代。転倒23→yellowracingさん
徐々に慣れてきてペースも上がってきたyellowracingさん。このスティントで33秒台前半までタイムを伸ばしてきました。末恐ろしい。。。聞けば半クラを全く使ってないと言うじゃないですか。それでこのタイムは脅威そのものですよ。さすがN山さんにザ(略)。(yellowracingさんの凄さを称えるひとつの決まり文句になってますね、コレ)
カッツンブレーキ
↑撮影:転倒23 1コーナー進入にフルブレーキ中のyellowracingさん。
ブレーキ
↑撮影:転倒23 同じくフルブレーキ中の○田くん。
正立フォークだと、サスのフルボトムっぷりがよくわかんなくて面白くないですね。
 ◎105周目、ライダー交代。yellowracingさん→転倒23
ライダー交代後、2周目(106周目)が、今回決勝中のORSQファステストラップとなりました。
 ◎114周目、1コーナーで転倒
前を走るTDRがなかなか抜けなくて、1コーナーで一か八かの限界ブレーキング勝負を仕掛けた結果、フロントからスリップダウンと相成りました。と、さらっと書くとそれだけですが、その6周ぐらい前からず―――っとチャンスをうかがってて、ココで抜けなければもう永遠に抜けないってぐらいの勝負だったんですよね。。。今回のレース中、一番悔しい出来事でした。
 ◎132周目、ライダー交代。転倒23→yellowracingさん
レース中だけで3度の転倒を喫し、いいかげんボロくなりつつあるNSRを、yellowracingさんに渡します。そんなyellowracingさんの3スティント目ですが、146周目で転倒です。NSRにとっては、今日で5度目の転倒です。確かコース前半での転倒だったような気がします。いけるかな、といった感じで、いったんはコントロールラインを通過しましたが、やはり次の周で、確認のためピットインしてきました。軽くマシンの確認をし、再度コースインしてもらいます。だってまだメットとかグローブとかの準備してないですから。
準備が出来た150周目で、ピットインのサインを出しました。。。
 ◎151周目、ライダー交代。yellowracingさん→転倒23
後半で、体力的に無茶できないのもあって、なんだか落ち着いたスティントになりました。可も無く不可も無く、周回を重ねます。ラップチャートを確認すると、このスティントが一番安定感がありました。まあ、コケてないスティントが他に無いのも、このスティントが安定しているように見える要因ではあるのですが。
 ◎174周目、ライダー交代。転倒23→yellowracingさん
結果として、このスティントが最後のスティントになりました。普通の耐久レースと違って、何時に終わるとか決まってないですから、ラストライダー誰にするとか決められないですよね。で、図らずもyellowracingさんがチェッカーを受けることになりました。狙ってたワケではなかったですが、チェッカーをyellowracingさんが受けることになってよかったです。自分はいままでけっこうチェッカー受けさせてもらったので、こんどはみんなにその感動を味わってもらいたいと思っているのですよ。。。
ゴール
↑撮影:転倒23 ピットに帰ってきたyellowracingさん。お疲れ様です。
<まとめとか>
今回のレース、まとめると、「楽しかったけどダメレース。ダメレースだったけど、、、超楽しかった!!!」です。
ダメレースの部分については、これはあくまで競技としてのことですが、いちメカニックとしてと、いちライダーとして、ちょっと納得いかなかった部分があるので・・・。せっかくyellowracingさんがあんなに速いんだったら、もっといいレースが出来たんじゃないかな、、、と。その辺はまた追記してみます。
マッスィィンズ
↑撮影:転倒23 ORSの3台のマシンの走行終了後。皆様お疲れ様でした!

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